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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

纏絲勁

ちょっと面白い動画を見つけました。

太陽系の惑星軌道を視覚化したものです。

これだけなら他にもありそうなのですが、面白いのは、恒星つまり太陽の動きもヴィジュアライズしたところです。

しばらく見ていると太陽も動き始めます。

僕たちはあまりいしきしませんが、太陽系そのものも、銀河系の中である軌道を巡っていることになります。そのスパンは意識が遠くなるほど長いものですが。

そしてももちろん銀河系自体も巨大な銀河団の中で、そして宇宙そのものも絶え間なく動き続けているのです。

どこかにすべての距離と速度を測れる原点となる絶対停止した一点があるわけでもなく、ありとあらゆるすべてが運動の最中にある。これって何かとてつもないことです。

いまも僕たちは宇宙の中をとてつもない速度で移動中です。その運動エネルギーたるやすさまじいものです。AKIRAの中で鉄雄がゆってたっけ。「地球の自転を止めたらどうなる?」って。

それはいいのですが、この動画が美しいのは、惑星軌道の円運動が、螺旋に変わるところですね。完璧で非の打ちようのない円ですが、それはやはり閉じられた出口のないものです。それがある志向性を帯びると螺旋になるわけです。

動画にもありますが、生命はスパイラルです。花びらからDNA、トルネードや頭髪のつむじ、母親の産道から胎児が螺旋を描いて生まれてくるのは有名だよね。

僕は拳法をやっているので陳式太極拳の纏絲勁を想います。身体を捻るという表現はうちの拳法ではふさわしくないかもしれません、それこそ、本当に運動軌道を螺旋に沿わせるのです。

あまり詳しいことを言うと怒られるかもしれませんが、動画の螺旋ではまだ物足りないと師匠なら言うかもしれません。

あの太陽の軌道がまだ直線だからね、あいつもスパイラルさせたいところです笑

いや、当然さらに大きな見取り図の中でも太陽の軌道も螺旋を描くに違いない。

この宇宙には、停止した一点もなければ、本当の直線運動もないのでしょう。こういうことに想いを馳せていると幾何学的なことを言っていてもどこか宗教じみるというか神学的になりそうです。

ピタゴラスが教団を作ったのもわかる気がするな。