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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

VICE

近頃、youtubeで「VICE」の動画をよく見ます。

もともとVICEはカナダかどっかのフリーペーパーだったような気がします。正確なところはわかりませんが、知り合いのアパレルショップに置いてあり、いまでも何冊か持っています。

現在はメディアカンパニーという看板で活動されているみたいだね。

これが世界のいろんなキワモノ、衝撃的な映像を取材してきてくれるので、とっても勉強になるのです。

僕がここ3日で見たのは

「3Dプリンターで銃を作る男」

「毒ヘビの毒をキメる男」

「下水道で暮らす子供たち」

「ヘロイン・ラブストーリー」

などなど。

世界の広さだけでなく、いまだ知らぬ悲惨さまで伝えてくれます。

ここでは三番目の下水道で暮らすコロンビアの子供たちをアップしときます。

これは社会浄化の名のもとに、ホームレスなどを虐殺したラテンアメリカ諸国の政策、その犠牲となった子供たちの映像です。

その社会浄化(ソーシャル・クレンジング)を請け負うのが、警察や民兵、「死の部隊」と総称される人たちなのですが、なんて世界なんだろう?

ホームレスの子供たちは、もう公園や路上では危険すぎて生活できなくなり、下水道へと、その暮らしの舞台を移すことになる。

冗談じゃないくらいシリアスな正真正銘のアンダーグラウンドだ。

そこでも安息は訪れない。急な増水に仲間が流されたり、ガソリンを流し込まれて火を着けられたりと、まだまだ危険は一杯。

このような眼を覆いたくなるような凄惨な現実はなかなか日本には伝わってきません。それは戦争のようなわかりやすい状態ではなく、ひとつの国の政策の一部なので、正面切って批判することも憚られるのでしょう。

チベットの問題もそうですが、そういう大手のメディアが担えない、深くデリケートな問題をこうしたカウンターカルチャーに根ざした媒体が追いかけてくれることはありがたい。

「VICE」の映像はときに衝撃的ですが、対象にのめりこみすぎない中立性と、底にある明るく雰囲気で不思議と見ていてツラくならないのでおススメです。

日本語字幕をONにしてみてね)