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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

母の加齢なる「正常位」

悪いけれど、下ネタさせてもらいます。「お」がつかないただの下品な内容なので、良家のご子息は読み飛ばしてください。

最近ジム通いに精を出している母との間でこんな会話がありました。

母「最近、運動しとるし、食事も気つけとるで、病院で検査したら血糖値が大分下がってたわ~」

僕「ふーん。よかったじゃん」

母「前は(血糖値が)97だったんだけど、いまは20くらい下がったかな。前もギリギリ正常位だったけど、いまはもう完璧に、正常位でバッチリ」

何が正常位でばっちりなんだろう。母も齢60を超えてついに脳機能がグラグラしちゃってるんだろうか。息子に向かって「正常位」を繰り返すのは不審を通り越して狂気の沙汰である。

僕「ふーん。よかったじゃん」

突っ込みにくい。もう少し様子見を決め込んだ僕であった。

母「こないだ計ったら69でやっぱり正常位だったわ」

69(シックスナイン)は絶対に正常位ではない。

経験上それだけはない。

面倒なので本当は流そうと思ってたのだが、さすがに堪えかねて僕は訂正した。

僕「あのさ、正常値な。正常位は違うっしょ。親を相手にこんなこと言いたくないんだけど、母よ、それはセックスの体位です」

もう言ったった。我が家はわりとオープンな家庭だとはいえ、こんなことを母親に告げなければならない息子の気持ちをできるだけ想像してほしい。

できれば流したかった。が、女親というものはどうしてあんなに話が長いのだろう。しつこくもあっけらかんと「正常位」で絡んでくる。

この手の言い間違いは日常茶飯事で最近などは「情熱大陸」を「上陸大陸」と平然と言い、あなたはコロンブスかと思ったが、訂正しても益のないことなんで、最近は流すことにしているのだ。

が、しか~し。

しかしである。

今般の「正常位」の件は、さすがに見逃すことができなかった。こんなことをひと様に触れ回られたら我が家の恥だからである。名折れってやつだ。

僕は居住まいと正してこう言った。

僕「大恩ある尊母よ。血糖値の「値」なのに、その正常な値を正常位と呼ぶのは正しかざるべし。そのまま正常「値」と呼ぶのが妥当かと愚息は愚考致しまする」

母「そういう発想になるあんたがやらしいのよ」

ブチっ! (血管と神経シナプスが切れる音)

僕「テメエ、ババア! 他所で恥かかねえように、おれが親切に言ってやってんのに人をエロ扱いか、おぅ? 指摘してやんなきゃ、隣近所3軒に正常位って連発してただろうが。ゾッとするぜ! うちに老痴女がいるなんて思われた日にゃよ」

名古屋の片田舎の閉鎖的な村社会では、悪い評判は燎原の火のごとくあっという間に広がるのであった。

母「してない。それはしない。いくらあたしでも外では言わないでしょ。やだなぁ」

僕「言うに決まってんだろうがぁ! 正解知らなかったんだから」

母「あんたはやらしい。なぜ、こんな子に育ってしまったんだろう」

ブチっ! (血管とシナプスと親子の絆が切れる音)

僕「ぬあああああああああ!」

…………。

その後の顛末はご想像にお任せします。

夫婦喧嘩は犬も食わないと申しますが、エロを挟んだ親子喧嘩はハイエナも食わないでしょう。

我が身の保険のために、フィクションも交えてますと言っておきます。おおむね事実だけどさ。

ああ、疲れた。