読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

金網と67秒

おかげさまで近頃、アクセス数が伸びております。ささやかな上昇ですがうれしいものですね。

アクセス数が伸びてランキングが下がるという現象も起きますが、数学的にはありえるんでしょうね。バカなわたしは思考を放棄して、そんなもんかぁというのが実感です。

さて、本日は前にもご紹介した格闘家菊野選手がまたもや非常に興味深い試合をしておりましたので参考までにここで観てみたいな~と思うの。

http://ameblo.jp/hridayam/entry-11497909072.html

↑前の記事「解き放たれる深奥」↑

この菊野選手は沖縄に伝わる伝統武術を学んでいるとのことで、武術を嗜むものとしては、思わず応援してしまうし、それが総合格闘技の舞台でどこまで通用するか無関心ではいられないのです。

前回は開始わずか8秒でKOだったのが、今回は67秒である。

しかし、試合内容は、今回のが高度で洗練されて見える。より武術的に感じる。

まず構えが変わってきている。フットワークはもとからほとんど使用しなかったが、よりブレの少ない安定した構えでじりじりと距離を調節していく。

武術家なら、正中線がどうとかってそれっぽい理論を展開するかもしれないが、僕にとってはそういうのはつまんない。だって、屁理屈ばかりの武術家よりも、ぜったい総合格闘技の人たちのがはるかに強いのはわかってるからさ笑

勝負の別れ目となったカウンターはほとんど見えない。剣術の抜き打ちのような、鮮やかで、それこそフッと触れたような打撃だ。

両者が交錯する一瞬に閃光のように差し込まれた一撃。しびれるね。前の試合では、もっと前のめりに、ウェイトを効かせた感じの一発だったと記憶している。

見た目は地味だが、今回の方が戦慄的な決着だった。

進化は止まらない、とあるが、本当にそうだ。

しかし、こうなってくると、本当に格闘技としての打ったり打たれたりといった面白みはなくなってくるのかもしれない。球技で言うラリーの楽しさっていうのかな。

きっと真性の武術はスポーツ的なラリーを許さないだろう。とりつくしまもなく一方的に相手を屠ることが理想だから。

それでも、そうであるからこそ、僕は菊野選手の試合をこの眼で観たいと思ってしまう。格闘技はプロレスとボクシングなら見たことあるけど、総合格闘技の試合はない。

あの観るのに邪魔くさい金網も間近で眺めれば、猟奇的な興奮を味わせてくれるかもしれない。

だれかチケットください!(←それか!)