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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

曽我蕭白!!!

$続・エビで龍を釣る

本ブログのタイトルは「エビで龍を釣る」ですが、こんな龍が釣れたらはっきり言ってパニックになるでしょう。大迫力です。

これは江戸期の画家、曽我蕭白の筆によるものであります。

曽我蕭白の名はこの間ベーコン展にいっしょに行った日本画に取り組む女の子(画学生って最近言うのかな)から聞きました。家に帰ってネットで調べてみた程度ですが度肝を抜かれた。

繊細かつ精密でありながらも、どかーんと大胆な筆捌きを随所に見せて自由闊達。融通無碍。

実物を見たい。どこで観れるんだろう。国外に所蔵されてるんだっけか。

$続・エビで龍を釣る

ちっこくて見にくいですが、上は仙人たちを描いたものです。

あるブログに書いてありましたが、たとえば左から二番目の右手を掲げた仙人は、テレビ画像がブレたような、デジタルなブロックが揺らめくような描法で描かれているのだ。まるでテレポテーションしてきたばかりのような、あるいはいまからテレポテーションして消えていく瞬間のような感じ。

(いやほんとちっこくて見にくいのでごめん。虫眼鏡でごらんください。嘘、あとで拡大してあるサイトのアドレス貼りますんで)

最近のマンガの技法や、映画CGでの描写がすでに先取りされている。本人がどのような意図でそれを描いたかわからないけれど、このぶっ飛んだ感性は現代から見てもいささかも古びていないどころか追いついてさえいないかもしれない。

すげー!!!

素直に脱帽です。これをネットの画像なんかじゃなくて実物のサイズでみたら、すごい迫力なんだろうな。

同時期の画家では伊藤若冲とかも好きなんだけど、若冲にはまだあった地に足がついてる感じがもはやきれいさっぱりない。異次元である。

他にも「石橋」のアングルとかもすげーのよ。

$続・エビで龍を釣る

ほとんどが中国の古典から取られたモチーフながら、その内容は伝統とか革新とかという対立を遥かにまたぎ超えて宇宙的なレベルに達してるよね。

ちなみに知り合いの霊能者の方は、上から二番目の仙人図は、それぞれの仙人が四神、すなわち朱雀・白虎・青龍・玄武に対応していると喝破しておりましたが、よく見れば確かにそうです。

画像が小さいので興味がおありの方は大きな画像でお楽しみください。

http://www.artscape.ne.jp/artscape/artreport/tankyu/100315_shohaku/shohaku_r/index.html

意匠や細部にも象徴的に隠された意味があるのかもしれません。ダヴィンチコード的な謎解きも楽しめそうな作品ですね。