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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

土屋アンナ騒動

土屋アンナさんの主演舞台が中止になったことが話題になってますね。

ニュースの流れを見る限りですが、原作者の濱田さんの主張を信じるなら、アンナさんの行動には拍手を送りたくなります。

もちろん当事者ではない人間に把握できる事実は限られているのですが、それでも土屋さんのイメージから、その生き様もそういうものだと信じたい、というにわかファン心理も働きます。

僕もラジオなどのメディアに関わってきたので、すべての関係者、さらにはその作品で影響を蒙るであるすべての人間のことを極限まで気遣っていては何も作れないことがわかります。

ある意味、制作側の「暴走」が面白い作品には必要でしょう。

最近の放送規制など行き過ぎたルールなどを見るにつけその思いを強くします。

でもね、やっぱり一番大切な筋だけは通しておかないと、その作品が幸福な作品となることはありえないでしょう。

今回で言えば、やはり原作者である濱田さんの意向がそれにあたるでしょう。間違いなく。

もし、アンナさんが「大人」になって濱田さんの不満を黙殺しながらもそれを気に病みながら続けていてもよい舞台になったとは思えません。

そういう意味で、勇気ある決断であっただけでなく、もっとも堅実な選択でもあったでしょう。しかしながら、僕自身を鑑みて同じ立場で同じ決断ができるとは思えません。

必要とあらば大勢に噛み付く意志、それがロックってことでしょう。その意味で、土屋アンナは、そこらへんのロックバンドよりもずっとロックな存在だな。

素直にカッコいいって思っちゃう。

大人になることも素晴らしいですが、薄汚くなった大人に吠え続ける根性あるガキであることも素晴らしく、また稀なことです。