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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

暗夜

$続・エビで龍を釣る

サルバドール・ダリの『十字架の聖ヨハネのキリスト』という絵です。

ちょっとややこしいタイトルですが、これは十字架の聖ヨハネという聖者が描いた磔刑図をさらにダリが新たに手をほどこして自らの作品として描きなおした、といった意味でしょう。

十字架を上方から見下ろす構図も斬新ですね。

スコットランドで一番人気のある絵画だそうです。グラスゴー美術館にあるそうなので、いつか観てみたいものです。

さて、ここでダリが興味を抱いた十字架の聖ヨハネという人が最近気になってます。スペインのカルメル会に所属した修道士であり、洗礼者ヨハネとはまた別の人ですので注意してください。

この方は自分の神秘体験を素晴らしい文学作品として残したことで有名です。スペイン神秘主義の立役者のひとりでもあり、なぜか最近気になる人です。

今日は図書館に行くので彼の著作を探してみようかと思います。

主著のひとつである「カルメル登攀」などに挑戦したいものです。あるかなぁ。

十字架の聖ヨハネは、神への愛を抱き始めた人が通り過ぎる『霊の暗夜』について言及します。神への愛を抱いた人は、それゆえに神とひとつになっていない苦悩に苛まれるのだそうです。

その愛ゆえに悶え苦しみ暗夜=dark night

バットマンの話じゃないからね笑 あっちは騎士のナイト。

本当は神に近づいているにも関わらず、どんどん苦悩が深まっていくという体験、それは不信心な僕らの日常感覚とはかけ離れています。そこまで熱烈に神を希求するということはどういうことなのか。

先人の生き様から探ってみたいと思います。