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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

パイフィック・リム/夢の夢の夢の!

ロッド&リールの巻(レビュー)

$続・エビで龍を釣る

中二病というより小三魂に火をつける夢のロボット&怪獣大作映画『パシフィック・リム』観たぜ!

ずーーーーーーと観たかったのだが、ようやく上映終了間際に滑り込みで観れた。それも3Dなんでかなり迫力がありました。

大満足、もう細かいとこは言いっこなしでとにかく観てほしい(男子は特に!)のだが、とにかく問答無用に怪獣がざくざく出現するという設定も、そいつを迎え撃つ人類のなけなしの平気がなんとなくレトロなブリキ感を残すロボットだというのも最高です。

ロボットが2人以上でないと操縦できず、そのためにはお互いの精神を同調させなければないけないという「ドリフト」技術も、たんにペアで力を合わせるという人類の協働性を超えて、物語の要を担うある壮挙・暴挙となっていくのです。

ここには日本のアニメコミック映画などいろんなサブカルチャーの影響が見られる。監督が大の日本通だというのは有名な話だとしても、その愛が本当だというのがひしひし伝わってくる楽しさだった。

ロボットの頭部に乗り込んだパイロットたちが、びゅーんと頭部とともに降下し、ロボのボディに接続されるシーンとかさ、ああいうのって日本のロボットアニメのそこかしこで見たことがる場面だよね。

その既視感と、それを突き抜けるCGとバトルの迫力が、もうおバカな男子の大脳辺縁系をドバドバ刺激するから大変。

しかも、ほとんど恋という恋は描かれない。キスもなし。男女のペアとなった主人公とヒロインたちは心を通わせるものの、それは男女の愛よりも同志の絆といったもののほうが強い。

ヒロイン役の菊池凛子さんも素敵でした。

強くありながら危うげな存在感。登場人物中、一番複雑は背景を抱えた人物だったのではないでしょうか。

父親代わりである大佐っぽい人、司令官だっけ? あの人はモロ「AKIRA」の大佐だよね。髪型もムードもさ。軍が潰れてレジスタンスになったりするのも近いんじゃない。

そう思うと、菊池凛子演じる森マコは、ケイっぽいかな。

とにかく、そんなふうに日本の文化が生み出した様々な作品群から参照元を探したりするだけでもめっぽう楽しい。

んで、↑はファンが作った東宝怪獣映画っぽいアレンジ予告編。秀逸!

観るべきである。