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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

ヤバい経済学

ロッド&リールの巻(レビュー)

ヤバい経済学!!!

経済学者スティーブン・レビットとジャーナリストのスティーブン・タブナーの共作である著書がもととなった映像です。

これは最高です。経済と銘打ってますが、もっと幅の広い人間それ自体への考究となってます。

付けられた名前によってその人の名前はどんなふうに変化するか? など。根底的な疑問をユーモアを交えて楽しく紹介してくれます。

さらに日本の相撲の八百長を暴くなど日本人の僕らにも見逃せない部分もあります。

エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?」「闇へ」のアレックス・ギブニーや「スーパーサイズ・ミー」のモーガン・スパーロックら、気鋭のドキュメンタリー作家が共同でメガホンをとった。。。らしい。

残念ながら、上にある作品を観ていないのでなんともいえない。機会があればチェックするつもりです。

今回の映画そのものの共通の視点は、ある欺瞞――人間が陥りがちな心理的退廃を暴くことだ。

じっくり考えれば誰にでもわかることでも、それを考えるよりも目先の安穏さに飛びついてしまいがちな人間の習性。それをデータや数字で厳密に示す。

その表現の仕方がとても鮮やかでスマートなんで本当は吐き気がするような事実であっても、それなりに楽しめてしまう。その重さを感じさせずに楽しめてしまうところが弱みであるのかもしれないけれど、それでもやはり楽しさは重要。

巨大企業の搾取や伝統的因習、政府の詐術、僕らに眼くらましをかけてくるものは多くある。騙されている幸せもあれば、騙されないための苦悶。

どちらを選ぶかは自分次第。