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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

薩摩騒動記

ご無沙汰してます。

ここ2・3日薩摩国こと鹿児島県へ遊山しておりました。初の九州ということもあり、とっても楽しみにしておりましたが、想像を超えて楽しく過ごせました。

ここ何回かは、ブログをこの旅の模様を書き留めることに使いたいと思う。

まず、ジェットスターでわずか1時間ばかりのフライトで降り立って鹿児島は、聞きしに勝る「火山灰の街」まるで海辺の町のように砂のような灰が降り積もり、色のついた風がそこかしこで旋風を巻いているのだった。

犯人はもちろん桜島。噴煙が吹き流される方向によって、この灰の多い日と少ない日があるそうだけれど、到着当日はなかなかの量だったのではないでしょうか。

近年再活発化しているという桜島。活火山ランクでいえば堂々のAランクである。

大正時代の大噴火では、桜島の面積は流れひろがる溶岩流によって大きく拡大。大隅半島と接合されてしまったため、現在では島ではなくなってしまっている!

こういった火山の近くに住むということは、地球が、大地が、まさに生きていることを日々体感するということだろう。

畏れ敬いながら、その地に暮らしてきた人々の精神習慣は、平地である名古屋に暮らしてきた僕らには伺いしれない部分もあるんだろーな。

でもでもでも! 食べ物はおいしいし、人も親切でね。とっても過ごしやすかったです。薩摩弁?っていうのかな? みんなの口ぶりというかイントネーションがとっても素朴で優しく感じられてどこでもにこにこしてました。

まず、宿に向かいながら市内を軽く散策したのだけれど、まずなんの気なしにのぞいてみたところが「薩摩義士の墓」!!!

これはなんなのか。偶然ですが、ここには、僕の住んでいる地方と、ここ薩摩の深い因縁が隠されていたのです!

といっても江戸期のこと。

美濃国は、長良川木曽川の危険な治水工事に薩摩の人たちを招集したのでした。

いまで言えば、正しい例かどうかはともかく、原発事故後の作業員に外国人を雇用するようなものでしょうか。

ようするにヤヴァイ仕事なんで、地元の人間でなくて、命の安い外様のやつらにやらせようという魂胆です。ひどい話じゃないでしょうか。

犠牲は甚大でした。わざわざ薩摩から来た人たちですが、見知らぬ地で荒れ狂う河川に立ち向かい何人も何十人も命を散らしました。

そのおかげで、僕の先祖も危難を救われた可能性もあります。

いまの自分、少なくても、この身体、この遺伝形質を得られたのは、彼らのおかげかもしれません。歴史の奇縁ですね。

僕は旅の連れといっしょに、鎮魂と死後の平安を祈って手を合わせました。

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それからまた道をとぼとぼと歩いているうちに辿りついたのがココ↑

ザビエル記念公園です。

歴史の教科書で有名ですね。その風貌から小学生の揶揄の対象にされがちな彼ですが、僕は普通に大好きなのです。

島田雅彦の「フランシスコX」とか映画「パッション」などを読む、見るにつけ、ヨーロッパの宣教師たちの不屈の精神とフロンティアスピリットに憧れを抱いていました。

もちろん異教を粉砕し、正しい教えを未開の土地に広めるという不遜な輩もいたでしょう。しかし大部分(一握り?)は純粋なキリスト教精神に則って人々を教化しようという思いだったはずです。

十字軍の血みどろの悲劇もありました。

宣教師たちの足跡が、その後の植民地主義の下書きになったにしろ。です。

死後列聖されたザビエル。インドのゴアにも行ったんじゃなかったかな。死して各地に聖遺物として身体が分断された。マカオにある右腕は死後も腐らず、信仰が起こす奇跡と信じられたそうです。

いっしょに祈ってみました。アーメン。

本日はここまで!

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