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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

映画完成

構想も合わせると去年から取り組んでいた自主映画がとうとう完成に近づいたようです。

あとは編集の微調整、色合いの補正などをして、出来上がりです。感慨深いものがあります。

この映画は僕のシナリオ教室の生徒だった卒業生とともに作りました。撮影から照明から音声まで全部自分たちで独学でやりました。

なんとかなっているような気もしますし、なんともなったないような気がします。面倒ですが、他に替えのきかない至福の営みかもしれません。

ひとりではほとんど制作が不可能であること。

また現実の世界を映すというのである限り、想定できない「何か」がそこに定着してしまうという偶然性。

後者は、映画というものが、いくらドキュメンタリーを作ろうとしても、フィクションであるのと同じように、いくらフィクションに徹しようとしても、どこかドキュメンタリックな成分を含んでしまうということでもあるでしょう。

世界を表情を取り込むのってすごくスリリング。食事のように、好きなものだけを取り分けて食べるというわけにはいかない。未知の余剰物が必ずそこに混じっているからだ。

あー楽しかった。

そこでは僕は下手な役者であり、未熟な照明技師であり、ずぼらな音声さんであり、手前勝手な助監督だった。ひとりひとりがそうだった。そんなカオスな状況でよく映画が作れますね、と言われそうだけれど、そうであるからこそ作れるのだと言いたい。

もっとプロフェッショナルならきちんと分業してるんだろうけど、僕らのような雑草は手持ちのものをフルに活用するしかないのだ。

ともかくよい経験になりました。また次も、その次も作りたい。個人的には主役のポールくんの演技が秀逸だなーと思います。

多くの人に観てもらいたいですね。