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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

霊長類の進化の途上

アレキサンダー・カレリンのトレーニング風景です。

最近格闘技や武術の話題ばかりになってきたなーしかし。

そう、カレリンです。

オリンピック何連覇か忘れてしまったが、とてつもない戦績とともに伝説と語られる男、時に霊長類最強と呼称されるも、この男であれば大げさではないでしょう。

前田明選手が引退試合に挑んだのもこの男でした。もちろんというべきか、残念なこととにというべきか、カレリンに土をつけることはできなかったのですが、記憶に新しいです。

このトレーニングの柔らかさはどうでしょう。ロシア武術システマにも似たニュアンスがあるな。ロシアといういまだ未知な部分をふんだんに遺した文化背景から出るものなのでしょう。

ヒョードル選手もそうでしたが、ロシアの強さにはどこか精神性を感じますね。

またカレリンは知的でもあります。

「どうやったら強くなれるのでしょうか?」という質問にこう答えました。

「読書がすることだ。戦いは常に予測不可能なことが起る。そのために自分のヴォキャブラリーを増やしておかなければならない」と。

インテリジェンス溢れる発言だよね。

前田明選手は、ビートたけしのラジオにて、カレリン戦を振り返ってましたが、そこでたけしがカレリンを評して「霊長類最強というより、いま現在もっとも進化した人類なのかもね」と言っていたのが印象深い。さすがたけし、といった感じでした。

確かに肉体だけでなく、その知性においても、いや、その高度なバランスにおいて、カレリンほど両者を兼ね備えた人間はいないでしょう。

強いということの重厚かつ奥深い意味を感じさせてくれます。