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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

蒼穹のファフナー/あなたはそこにいますか

DVDボックスである。蛇腹になったボックスにDVDが敷き詰められている豪華セット!!!

を生徒に借りてみた。序盤はイマイチだが、冲方丁が文芸顧問から脚本にシフトするあたりからやはり面白くなってくるのです。

謎の存在フェストゥムが出現して人類は存亡をかけた戦いを強いられるという世界観で、この系譜は実はマクロスをはじめ異種族コミュニケーションものとして古くからSFにある。

そう、まず敵なのか味方なのか、このフェストゥムというやつはわかんないのだ。人類に害はあるのだが、それは敵意ではない。そんな人間じみたものを持っていないところが厄介なのだ。

後半ではフェストゥムも様々な感情を知ることになるのだが、それはいち早くその内に取り込まれた主人公の母親が因子となっている。うーん。割とめんどくさい話なのだ。

フェストゥムが人間ではないのに、人間を理解しようとするくだりにおいて、人間もまた己自身を深く穿つことになるだろう。そういう仕組みなのだ。

アラン・チューリング人工知能というものを夢見たとき、それは人間であることのわからなさを夢見たことでもあったはずだ。

自分の外に自分に似たものを作り出そうとしたとき、似姿を描こうとする過程において、それはそれ自身を知る。フェストゥムは人間を理解しようとするその過程において、フェストゥムである特異性に行き当たるだろう。

というような、深く哲学的な話でもあるので是非みてもらいたいものです。子供たちがけっこうバタバタと倒れていく残酷さも必見であります。島民サバイバルものとしてもLOSTとは違った意味で楽しめるかもしれません!

$続・エビで龍を釣る