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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

Seventh son of a seventh son

アイアン・メイデンの『Seventh son of a seventh son』は第七の予言と訳されていますが、ふつーに直訳すると「七番目の息子の七番目の息子」となる。

これはヨーロッパでは長子から数えて7番目の男子には不思議な能力が宿るとされているためであるらしい。その七番目の息子のさらに七番目の息子であればなおさら、とてつもないパワーを生まれ持っているといても不思議ではない。

では具体的にこの7番目の息子にはどんな力が宿るのかというと、

ひとつは、吸血鬼説。なんと7番目の息子は魔物なのである。吸血鬼に噛まれなくても最初から吸血鬼であるという、ナチュラル・ボーン・ヴァンパイア。怖いですね。

もうひとつは、予知能力を持っているという説である。これが「予言」という言葉と重なってくるのかもしれない。

しかしこれはかなり難易度の高いレアな現象だ。7番目の7番目というのは、もう現代はほぼありえないんじゃないでしょうか。しかし、この息子兄弟の間に女子が挟まってはいけないというルールもあります。つまり連続で男子だけが7人生まれ、その7番目がまた結婚して、7人の男児を生まなければいけない。

これは少子化の進んだ現代はほぼ無理。誰かいたら教えてください。にんにくをぶつけてやります。

それにしても事の真偽は置いておいて、こういった民間信仰というのは面白いものです。このヨーロッパの話には、「7」という数字に対する畏怖と切望がかいま見えます。アブラハムの7人の子はひとりだけのっぽだというが、そののっぽは末子だったのだろうか?

そんなこともふと考えてしまいます。これは、もしかしたらヨーロッパにおけるキリスト文化よりももっと古層にある精神文化の流れを示しているのかもしれません。

ちなみに僕はひとりっ子の父親から生まれた長男なので、まったく何の特別さも期待できません。ちょっと寂しいですが、今年もがんばります!