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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

名言二非ズ

世の中には「名言」がありますね。

偉人が語ることもあれば、なんでもない市井の人がポロリとこぼす一言もある。

「直感は、しばしば夢を証明可能な現実に変える」 バックミンスター・フラー

これなどは僕の好きな名言のひとつです。

みんな大好きアインシュタインから引きましょう。

「常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」

次はマークトゥエインです。

Dance like nobody's watching.

Love like you've never been hurt.

Sing like nobody's listening.

Live like it's heaven on earth. 

誰も見ていないかのように踊りなさい

一度も傷ついたことがないかのように愛しなさい

誰も聴いていないかのように歌いなさい

この世が天国であるかのように生きなさい

いいですね。

名言と呼ばれるものには、どれも逆説や含み、言外の意味、ほのめかし、遠まわしのユーモア、あるいは概念の再定義などが入っているものです。

どれだけ「ああ、そうだね」と思えることでも、ありふれたステレオタイプの言葉は名言と言われてもちょっと……となります。

「努力すれば、必ず報われる」

とかさ。フツーじゃん。みつるだかみつおだか、ああいう感じの言葉は名言ではないと思う。

「しあわせはいつも自分のこころがきめる」とかさ。異常な脱力感あるよね。

でも、これを書いてるうちに調べた中で、みつおのこんなパロディがあった。

「かに味噌はかにの脳味噌じゃないんだなぁ よしお」

こっちのがなんぼか名言だ。

うん、というわけで、別に難解な言葉が名言というわけでもない。独特の視点や切り口があればそれで十分なんだけど……過度に素直っちゅうか、単細胞というか、体育会系というか、そういった人たちはわりとドストレートな言葉を名言と判定することがあるよね。

目上の人だったりするとツライことがある。

これいい言葉だから頭の片隅に置いておきなさい、みたいなこと言われると、わりと困る。

思い出そうといま数秒努力したんだけど、あまりにフックのない言葉だったのですでに思い出せない。記憶の果てでおぼろげにかすんどる。

頑張らないやつは誰も相手にしてくれない、みたいなやつだったと思う笑

名言……ではないよね。

さて、今週からはサマーカレッジということで、こうした言葉にちなんだ講習をすることになります。

言葉というものをもっと身近で面白いツールとして使ってもらいたいという講座です。

そのためには言葉に親しむだけでなく、ある意味、言葉を不自然なものとして、ちょっとだけ嫌悪の対象として見る姿勢も必要なのですが、そこまでは求めると学生向きではなくなっちゃうかな~

ま、面子次第ですね。楽しみです。