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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

皆神山で逢いましょう

アニメ・マンガ・小説などで扱われるロケーションの頻度としては、そうとう上位に位置してるのが皆神山です。

行ってきました。

ピラミッド説、UFO発着基地、謎の群発地震、巨大地下壕などなど語りきれぬほどのトピックに彩られているこの地。

じっさいに足を踏み入れてみて、格別神秘的なものに出くわしたのではありませんが、強烈な磁場に包まれた場所ではありました。

山頂ではヨガのみなさんといっしょにホーマという儀式を体験させて頂きました。これはインドの火を使ったセレモニーで、日本の護摩のもとになったと言われているもの。

マントラとともに、火を焚き、木をくべ、米やギー(バターから精製した油)を燃やすのです。

炎を見つめていると原始のアレを思い出します。アレって何なのかわからないです。とにかく大昔にはわかっていたけど、いまじゃ遠く儚く薄らいでしなった何かです。

そいつはつながっている。大自然とも反自然(不自然ではない)とも。

胎児の首に巻きつくへその緒みたいに、ぼくらを生かし、同時に殺すかもしれないもの。

ワクワクさせると同時に尻込みさせる。

そういう両義性の裂け目から神様が連れ立ってやってくる。

「何か用?」って。

↑こういうやつですね。

なんにしろ、ヒッチハイクの車を親指立てて止めるみたくお手軽に神様を捕まえるわけにはいかないわけですよ。そういうもんじゃない。

もしそこに神が顕現したら、欲望を叶えるでもなく浄化を願うわけでもなく「あなたはどんな存在なのですか」と聞いてみたい。

聖者たちが「あなたご自身を明らかにしてください」と切望したようにぶしつけでもいいから意を決して頼んでみるチャンスだ。

そして、たったひとかけらでも理解を恵んでもらえたら、それは100万回生まれ変わってでも得る価値のあるものだったと気付くかもしれない。

そうなればいいな、と山頂でぼくは……