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クレバスと炸薬亭

映画や本、お芝居などのレビューを中心にやってくよ。

アイ・アム・ア・ヒーロー

 

日常が壊れてしまうことを心のどこかで願う僕のようなタイプには胸のすく映画だった。 

映画アイ・アム・ア・ヒーロー。

原作ファンも納得の出来じゃないかと。大泉洋の主人公もさることながら、女子高生にして感染者であるヒロミ役有村架純が(ずっと寝てたけど)可愛すぎた。個人的には長澤まさみの男前っぷりに痺れたな。

原作知らない人のために限りなく雑に説明すると、本邦を舞台としたゾンビもの。ゾンビの恐ろしさっていうのは、どこからかやってきたモンスターやエイリアンに襲われるのではなく、身近な人間が化け物と化してしまうという点だ。

もっと言えばゾンビ化すれば、自分も愛する者を攻撃してしまうということ。ここに独特の切なさや虚しさが生まれる。アイ・アム・ア・ヒーローもそういう哀感もあるにはあったけれど、むしろ原因不明のゾンビ災害の中で生き残り、日本という国家では見慣れない「本物の銃器」でやっつけるカタルシスが際立った。

100点に満たないのはもう少しヒロミの暴れっぷりが見たかったことによる。半ZQN状態をヒロミが最強兵器とは言わないまでも、もう少し戦力になってくれてたらよかったのに。続編があるならそのあたりを期待します。